11月11日(日)パシフィコ横浜会議センター503会議室(横浜市西区みなとみらい)において標記のセミナーを開催しました。
結果は以下の通りです。
日本では、国際的な違法伐採対策や森林法強化と貿易の動きに対応するため、業界団体が中心となり林野庁のガイドラインに基づく合法性が証明された木材の供給体制を整備し普及をはかってきました。一定の手続きに基づいて業界団体により認定された事業者による証明書の連鎖で合法性等を消費者に伝えるこの仕組みは、発電用バイオマスの環境情報の伝達などにも利用され、日本における拡がりを見せています。国際的にもGoho-Woodの取組として知られているこの活動について、国際熱帯木材機関(ITTO)の関係者など海外の関係者にさらに認知を広げ、今後の展望について議論するため、ITTO理事会に合わせて国際セミナーを開催しました。
(1)名称 | 違法伐採対策合法証明木材等に関する国際セミナー2012 |
(2)日時 | 2012年(平成24年)11月11日(日曜日) 10:00〜16:00 (国際熱帯木材機関理事会の終了翌日) |
(3)場所 | パシフィコ横浜 会議センター 503会議室 |
(4)主催 | 社団法人全国木材組合連合会 |
後援 | 林野庁、国際熱帯木材機関(ITTO) |
(5)実施体制 | 全木連違法伐採対策・合法木材普及推進委員会に学識経験者、業界関係者、NGO関係者よりなる国際セミナー実行委員会を設置 |
(6)参加者 | 関係者(講演者等)を含めて約100名 |
プ ロ グ ラ ム | ||||
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開会 | ||||
主催者挨拶 大熊幹章(違法伐採対策・合法木材普及推進委員会会長) | 挨拶 | |||
来賓挨拶 柱本修(林野庁木材貿易対策室長) | ||||
第1部
違法伐採問題に対応した合法性証明のための日本の取組 座長 荒谷明日児(林業経済研究所理事長) | ||||
基調報告(1) 我が国の違法伐採対策の進展 柱本修(林野庁木材貿易対策室長) | プレゼン資料 | |||
基調報告(2) 違法伐採問題に対する日本の木材業界団体認定制度の意義とグローバルスタンダードの可能性 藤原敬(全国木材組合連合会担当常務理事) | プレゼン資料 概要 | |||
合法性が証明された木材を供給する業界団体の取り組み | ||||
高藤満(北海道木材産業協同組合連合会専務理事) | プレゼン資料 概要 | |||
川喜多進(日本合板工業組合連合会専務理事) | プレゼン資料 概要 | |||
大橋泰啓(日本木材輸入協会専務理事) | プレゼン資料 概要 | |||
合法性が証明された木材に利用に関する需要者側の報告 | ||||
栗原英昭(カリモク家具株式会社技術グループ部長) | プレゼン資料 概要 | |||
佐藤耕一(茨城・森から家Net事務局長) | プレゼン資料 概要 | |||
座長まとめ | ||||
第2部
国際的な視野から見た日本の合法性証明評価と課題 コーディネーター 藤間剛(森林総合研究所 国際研究推進室長) | ||||
海外からのコメント | ||||
羅 信堅 (中国林業科学院 林業科技情報研究所 研究部 副研究員) | 概要 | |||
アグス・サルシト (インドネシア林業省第1地区担当林業発展センター 局長) | 概要 | |||
アニー・ティン(サラワク木材協会 シニアマネージャー) | 概要 | |||
アンドレ・デ・ベール(欧州木材貿易連盟 事務局長) | 概要 | |||
ジャメスン・フレンチ(米国広葉樹連盟 前会長) | 概要 | |||
質疑 | ||||
柱本修 (林野庁 木材貿易対策室長) 大橋泰啓 (日本木材輸入協会専務理事) 坂本有希 (地球・人間環境フォーラム フェアウッド・パートナーズ担当) 藤原敬 (全国木材組合連合会常務理事) | ||||
コーディネーターまとめ |
会場内全体 |
関係者集合 |