まだまだ、議論はつきないと思いますが、会場の時間の都合もありますので、このへんで会議のとりまとめに移らさせていただきたいと思います
短い時間ではありましたが、皆様方から活発にご意見が出され、非常に有意義で実り多い会議になったと考えております。ありがとうございました。
さて、本日の会議はグローブインターナショナルのメンバーを始め、参加者の皆さんによる意見交換を行うことが目的であり、特に文書による取りまとめは考えておりませんが、会議の締めくくりとして、私、議長の責任において口頭で本日の会議のまとめを行いたいと思います。
全体としては、
との意見があったかと思います。
我が国の取組については、吉野議員から基調報告がありましたが、
等の点で多くの賛同を得られたと考えます。
また、このGoho-wood の取組は、他国でこのまま取り入れるのは難しいかもしれないが、違法伐採対策を持続可能性の第1歩として取り組んでいる姿勢・基本的考え方は、国際的にも評価される、とのお言葉もいただきました。
今後の課題としては、具体的に、
等が述べられました。
民間セクターの取組として、住友林業、コクヨファニチャーからの説明がありましたが、これら民間の積極的な取組、特に植林等の取組に対し、評価する旨発言がありました。
また、全体的に様々な意見が出されました。主な意見としては次のようなものであったと思います。
これ以外にも意見があったと思いますが、私、議長としてはこのように取りまとめさせていただきました。
これらの意見に関しましては、今後の違法伐採対策を進めるに当たって、それぞれの立場で留意していただきたいと考えております。
我が国の政府調達制度も導入から丸2年が経過し、着実に定着してきているものと考えています。しかしながら、木材、木材製品への信頼をさらに高めるためには、我が国としても政府・業界・市民社会が協調しながら、今回いただきました貴重なご意見を受け止め、しっかりと検討していく必要があるのではないかと感じました。
3時間以上に渡りまして熱心な御議論、ありがとうございました。
この森林の問題については、違法伐採対策を一つのきっかけとして、森林の持つ様々な機能・役割を正しく評価するとともに、この自然の恵みを多様な関係者の間で、どのように公平に分配していくのか、地球温暖化や生物多様性の視点も含めて議論が必要であるという大きな課題もいただきました。
皆様には、議事進行にご協力いただき感謝申し上げるとともに、時間の都合で十分な御発言をいただけなかったことに対しお詫びを申し上げます。
それでは、これをもちまして、本日の円卓会議を終了させていただきたいと思います。
ありがとうございました。